夏でも「冷え」に注意しよう！上手く乗切るコツ7選！

今年は梅雨が長い……梅雨明けしたのかしてないのか分からないまま、気づいたら一気に夏本番！！外に出ると呼吸も苦しくなるような暑さが続いていますが、体調は崩されていませんか？外はカンカン照りだけど、室内に1歩入るとどうでしょう？クーラーがガンガンの室内で、さっきまでの汗がどんどん冷えていく経験はどなたにもあるかと思います。今回は、夏にこそ気をつけたい「冷え」を上手く乗り切るコツを
ご紹介します！

そもそも「冷え」ってどういう状態？

出典：photoAC

私たちの身体は、暑い時には汗をかいて、寒い時には筋肉をふるわせて熱を作り出す、このようにして体温を調整しています。こうした一連の働きは、脳にある「視床下部」というところの交感神経と副交感神経からなる「自律神経」が司っています。寒いところにいると、身体の熱を外に逃がさないように交感神経が優位になって手足の抹消の血管が収縮て身体が緊張状態になります。この現象じたいは体温を保つために必要な自然な機能です。ところが何らかの原因で自律神経が上手く機能しなくなり、暖かい環境に戻っても、いつまでも血管が収縮したままの状態になり、血流が悪くなって手足の温度が低いままの状態になることがあります。これが一般的な「冷え性」の状態です。

冷房が不調を招く原因に？

外は殺人的暑さ。熱中症予防のためにも、適度に冷房を使うことは絶対に必要です。ただ、あまりにも室内と外気温の差が激しいと、人間の身体はそのギャップについていけなくなると言われています。もともと人間は先ほどもあげたように、暑ければ血管を拡張させて汗を出し熱を逃がしますし、寒ければ血管を収縮させて熱を保ちます。こうした優れたシステムのおかげで、季節を問わず36℃前後の平熱をキープしていられるのです。とはいえ、さすがに機械ほど精密なコントロールは難しいものです(;_;)この調整システムをになっている自律神経は、5℃以上の急激な気温の変化ではうまく身体をコントロール出来なくなってしまいます。極端に冷えた室内と、猛暑の外を行ったり来たりしていると頭痛が起きるのはそのためです。逆に冷房に長く当たりすぎて具合が悪くなることもあり、「冷房病」「クーラー病」とも呼ばれることがあります。

こんな環境多くない？夏冷えチェックリスト

□夜更かしが多く、寝る時間や起きる時間がまちまち
□ストレスが多い
□日中は冷房の効いた室内にいることが多い
□冷たい食べ物や飲み物をよく摂る
□肌の露出が多い服をよく着る
□入浴はシャワーで済ませることが多い
□運動不足
□室内と室外の出入りが多い

当てはまる数が多い人は、冷え対策をしっかりましょう！

冷えはちょっとしたコツで対策できる！7つの温め習慣！

夏の冷えとうまく付き合い、冷えにくい身体を作るために、7つの習慣をご紹介します！

出典：photoAC

【食事編】

①食べ物、飲み物の温度に気をつける
暑い時はキンキンに冷えたジュースやお水、アイスなどを食べてしまいがちですが、冷たいものの摂取は身体の中から冷やしてしまう原因に。せめて、常温くらいにしたものを飲む、食事は温かいものをとるなど意識してみましょう。

②毎食、汁物をプラスしてみる
とは言っても冷たい麺などが美味しい！そんな時は食事の最後に暖かい汁物をプラスすると〇それだけで内臓を温めることができます。それだけでなく、温かいものを食べると身体がリラックスでき、自律神経のバランスも整えてくれます。忙しい時こそ一息ついて、ゆっくり汁物を最後に飲んでみると、心も身体も温まるはずです。

③おやつはドライフルーツが〇
水分の多い食べ物やフルーツ、白いお砂糖が多いもの、小麦などは身体を冷やしやすい食品です。手軽におやつを楽しむなら、ドライフルーツや干し芋がオススメです。特にあんず、桃は東洋医学では「陽」のフルーツと言われていて、身体を温めてくれます。

【お風呂編】

④お風呂はぬるめに！身体の芯から温めよう
冷えたからといって温度の高いお風呂に入ったり、サウナで大量に汗をかくのは逆効果。冷房で冷えてしまった時は、39〜40℃のぬるめのお湯に15〜20分ゆっくり入るのがオススメ。おでこがうっすら汗ばんできたら温まってきたサインなので、そこを目安に入浴してみてください。

⑤バスソルトで温め効果持続
バスソルトを入れると、塩のミネラル成分が身体を包んで冷えにくくしてくれるので効果的です。お風呂から出る時にシャワーで洗い流さないことがポイントです。市販のバスソルトでもいいですし、キッチンにあるお塩でもOK。1回50ｇを目安に使ってみましょう。浴槽によってはバスソルトが使用できない場合もあるので、確認してからつかってみてください。

【洋服編】

⑥夏でも長袖インナーで
汗をかく夏こそインナー選びは重要。室内にいることが多ければ、長袖を選ぶのもいいでしよう。座った時に背中がでないか、下腹がカバー出来ているかも要チェックです。

⑦カーディガンやストールを持ち歩く
気温差が激しいと自律神経がやられる原因になるので、少し荷物になってしまいますがカーディガンやストールを持ち歩くのもオススメ。肩こりが気になる方は肘を冷やさないようにすると軽減されるとも言われています。

毎日ほんの少しの工夫ですが、身体は温まり冷えにくくなります。ちょっとのセルフケアで夏冷え体質を改善していきましょう！