つらい梅雨バテを解消できる！？自律神経を整える方法が知りたい！

梅雨や台風の影響ですっきり晴れない毎日が続くと、なんだか頭が痛くなったり、体がだるくなったり、やる気がでなくなったりと、体調が優れないことが多くなりませんか？

その原因のひとつといわれている“自律神経の乱れ”について、聞いたことはあっても、何が起こっているのかまではイマイチ分からない方もいるのではないでしょうか。
そこで今日は「自律神経」の働きについてご紹介します(^^)

乱れると不調を起こす？自律神経ってなんだろう？

心臓が拍動したり、呼吸をして酸素を肺に取り込んだり、食べたものを消化したり。私たちが無意識にしていても、きちんと動いているカラダの働きを司っているのが「自律神経」です。

血管や内臓など生命に関わるあらゆる動きを支配し、体を構成する約60兆個（！）もの細胞全てを調整しながら、24時間休みなく働き続けています。

自律神経には、
・交感神経
・副交感神経
という２つの神経があり、交互にうまくバランスをとりながら体を調整してくれています。

【交感神経】
緊張した時や興奮した時、運動する時などに優位に働きます。
例えば心拍数を増やしたり、血管を収縮させて血圧を上げたりする一方で、胃腸や消化液の分泌は抑えられます。

【副交感神経】
交感神経とは逆で、リラックスしている時や睡眠中に優位に働きます。
基本的には交感神経と反対の働きをするので、血管を拡張して血圧を下げ、心拍数も下げることが出来ます。逆に胃腸の働きや消化液の分泌は活発になります。

他にも体温、免疫、ホルモン分泌、発汗などの調整も自律神経がバランスをとりながら行っています。
こう見ると、自律神経がいかに大切な神経かということに驚かされますね(°_°)！

自律神経が乱れるとはどういうこと？

さて、よく聞く「自律神経の乱れ」とはどういうことなのでしょうか。

先ほど述べたとおり、交感神経と副交感神経は互いに反対の働きをしながら血管や内臓を調整しています。
交感神経が優位に働いている時は副交感神経が抑えられ、副交感神経が優位の時は交感神経が抑えられるというバランスです。

この2つの神経がシーソーのように一定のリズムを保つことで“健康”へと導かれるわけですが、このバランスが崩れてどちらかに強く傾き、さらにその時間が長引いてしまうと自律神経全体がパニックに陥ります。
これが“自律神経が乱れている状態”なのです。

自律神経が乱れるとこんな症状に！

・頭痛、頭が重く感じる
・目が乾く、光を眩しく感じる
・耳鳴りがする、耳が詰まるように感じる
・乗り物酔いしやすい
・口が渇く、喉が詰まるような違和感、物を飲み込みにくい
・動悸、めまい、立ちくらみ、ほてり、のぼせ
・お腹の張り、吐き気、食欲不振、胃の不快感
・手足が冷える、痺れる、痛くなる、むくむ
・肩凝り、腰痛、筋肉に力が入らないと感じる
・寝付きが悪い、眠りが浅い、寝ても疲れる、朝起きられない
・怒りっぽくなる、落ち着かない、不安になる、集中力が低下する
・汗が増える、全身がだるい、微熱、フラフラする

などなど、自律神経が乱れるとさまざまな症状が現れます。もちろん、人によってその症状や程度の違いはありますが、通常モードに戻すのにも時間がかかるため、早めに気づき、対処していくことが大切です。

自律神経を乱さないための対策

実は比較的簡単に乱れてしまう「自律神経」のバランス。では、このような状態に陥らないためにはどうすればいいのでしょうか？
毎日の生活の中に見直せるポイントがたくさんありますので、改善するようにしてみましょう♪

・正しい食生活
毎日同じ時間に適切な食事を摂らず、食べたり食べなかったり、食べる量が多すぎたりするとそれだけで体にとってストレスになります。
忙しいとなかなか難しいのですが、食べる時間や食事の質、量などを中心に三食正しい食生活を心がけましょう。

・軽い運動
働きが乱れたり弱ったりしている自律神経を整えるためには、軽めの運動を毎日続けるといいと言われています。体がポカポカ温かくなる程度を目安に、ヨガやウォーキングなど続けやすいものを選びましょう。
交感神経と副交感神経、どちらが優位に働きすぎても、血液の循環は悪くなってしまいます。脳や耳の奥の部分、姿勢が悪く筋肉が緊張し続けている部分の血流が悪くなり、頭痛や肩こり、耳鳴りなどの症状を招きやすくなりますので、思いっきり運動をするよりは、小まめにストレッチを続けるなど“軽めの運動”がオススメです。

・適切な睡眠時間をとる
適切な睡眠時間は、7時間〜8時間といわれています。
寝る前のスマートフォンやテレビは睡眠の妨げになってしまうので30分前までには消しておきましょう。
また、ただたっぷり睡眠をとるということではなく、質の良い睡眠をとるということが大切です。
アルコールの摂取や、激しい運動を直前までしていても睡眠の質が下がってしまうので出来るだけ控えめに。

・のんびり過ごせる時間を作る
現代の日本ではストレスや生活リズムの乱れで交感神経ばかりが優位に働いていると言われています。
副交感神経の働きを高めるためにも意識的にのんびりとしたリラックスタイムを作りましょう。マッサージを受けに行く、ぬるめのお風呂にゆっくり浸かる、あえて何も考えずにのんびり過ごす、たくさん笑う時間を設けるなど、毎日こまめにこのような時間を作ってみて下さい。

梅雨のジメジメだけでもなんだか気分が上がらないのに、体調まで悪くなるなんてツライですよね（ ;  ; ）
自律神経をバッチリ整えて、この梅雨を乗り切りましょう！