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梅雨の体調不良はどうして起こる?原因と対策!

2023年5月27日

6月も目前!
夏になる前に必ず訪れるのが、雨がしとしと多くなる梅雨。
このじめじめとした感覚と、身体にまとわりつくいやな湿気……。これだけで1日の気分が憂鬱になるかたも多いのではないでしょうか。
日本にとって無くてはならない梅雨の季節なのですが、それと同時に体調を崩す方も非常に多くなります。梅雨の時期に体調不良の原因となるのが、主に自律神経の乱れと言われています。自律神経が乱れると人間の身体にはどんな変調をきたしてしまうのでしょうか?
今回はそんな自律神経と梅雨についてご紹介します!

梅雨の体調不良はなぜ起こる?

梅雨になると、倦怠感や頭痛などの体調不良を感じる方が多くなるという方はいませんか?
原因として、梅雨時は低気圧と高気圧が頻繁に入れ替わり、天気も崩れやすいことが関係しているといわれています。
雨が降って肌寒さを感じる日もあれば、梅雨でも夏のような晴れ間が暑い日もあり、寒暖差が大きくなることも原因のひとつでしょう。そしてそれらが積み重なることによって、身体にはもちろん、心にもストレスをもたらし、自律神経のバランスが崩れてしまうことも考えられます。
また、気候以外の要因として、6月は祝日がなく、物理的に休息時間が短いため疲労を感じやすいことも関係があるかもしれません。

梅雨の体調不良の症状と原因

では、梅雨によくある体調不良の症状と、それぞれの原因についてご紹介しましょう。

①ねむい・だるい

梅雨になると、眠気がとれなかったり、体のだるさが続いたりすることがあります。この原因のひとつとして、梅雨時の気圧や気候の変化により、自律神経が影響を受けている可能性もあります。
人が活発に活動しているときは「交感神経」が優位となり、リラックスしたり眠ったりするときは「副交感神経」が優位になることで、自立神経はバランスよく機能しています。例えばやじろべいで表すと、右が「交換神経」左が「副交感神経」とした場合に、調度良く真ん中でバランスを保っている時が「自律神経が安定している状態」です。
どちらかに傾いたままの状態になってしまっている状態を。「自律神経が乱れている」と考えるとわかりやすいでしょう。
梅雨の気候や気圧の変化によって自律神経に影響が出ることで、交感神経と副交感神経のバランスが崩れてしまうことがあり、それによってだるさや眠気を感じやすくなることが考えられます。

②風邪をひきやすい

なんとなく体調が優れない…というだけではなく、梅雨になると「風邪をひきやすくなる」という方も増えます。梅雨に入る前は夏日になるような暑い日もあったのに、梅雨になると気候が一変し、肌寒さを感じることもあります。さらに、梅雨の間は日によって寒くなったり暑くなったりもします。そんな天気の変化に身体がついていかなくなってしまい、風邪をひきやすくなるのです。

③むくみ

特に女性に多い梅雨時の悩みとして、むくみがあります。顔や身体のあちこちがむくんでしまう経験がある方はいませんか?これは、梅雨になると湿度が高くなることが関係しています。私たちの体は気温が高くなれば汗をかいて、体温を調整します。しかし、湿度が高いと体内の水分が汗として体から蒸発しにくくなり、結果として汗をかきにくくなってしまうのです。すると体内に余分な水分がたまりやすくなり、それによってむくみが生じてしまうこともあります。

④めまい・吐き気・頭痛

梅雨時はやめまいや吐き気、頭痛を感じる方も多くいます。これも、気圧の変化が原因のひとつと言われています。梅雨の低気圧によって交感神経が刺激されること、交感神経が優位な状態が続くことで身体が緊張でこわばり、血行不良になりやすくなるなど、複数の要因が複雑に絡まって起きることもあります。

体の湿気をとる!梅雨の体調不良の対策法

もしかすると、梅雨時に体調不良も感じない人は少ないののかもしれません。梅雨は1ヶ月以上続くので、その間に体調を崩さずに過ごすためにはどんなことに注意するべきでしょうか? 食事や生活習慣のそれぞれについて見てみましょう。

①食事・食生活

食事は身体を作る素となるものです。梅雨を元気に乗り切るためには、食事内容を見直すこともとても大切になります!
先程ご紹介したように、梅雨時の体調不良は、体内に水分がたまることが原因のひとつ。そこで梅雨時には体内の水分を排出しやすくする食べ物が最適です。
・納豆
・ホウレン草
・バナナ
・きのこ
・緑茶
などには、水分排出を促すカリウムが多く含まれていておすすめ。
また、
・ショウガ
・ニンニク
・キムチ
などは胃腸の働きを促進するので、内臓の働きも助けてくれます。冷たい飲み物をのみすぎると、内臓が冷えて体調不良につながることもあるので注意しましょう。

②生活習慣

梅雨の気候の変化で自律神経が乱れやすくなるとご紹介しましたが、自律神経自体の働きを高めるためには、運動がおすすめ。
ジョギングやウォーキングなどの有酸素運動を行うことで、血液循環がよくなります。
また、良質の睡眠をとるためにも、入浴のタイミングにも気を配ってみましょう。
人は体温が下がってきたときに眠りに入りやすくなるため、寝る2時間く前に入浴を済ませられるとスムーズに眠りにつくことができるようになります。入浴は、シャワーだけで済ませるのではなく、38~40℃のぬるめのお湯にゆったり浸かってみてください。
その他にも、早寝早起きや1日3回食事をとるなどの規則正しい生活を送ることも、梅雨の体調不良の予防には大事です。



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