マスクで隠れた表情筋は今鍛えておこう！表情を明るくするトレーニング方法！

コロナが始まって約3年。マスクの生活が当たり前になり、あまり表情筋を使うことが少なくなったと言われるようになりました。顔も筋肉なので、使わないと身体と同じようにどんどん衰えてしまい、老け顔に繋がっていきます。今回は老け顔にストップをかけるべく、表情筋のトレーニング方法をご紹介します！

表情筋はなぜ衰えてしまうのか

出典：photoAC

鏡の中の自分の表情をふとみた時、疲れや老いを感じてびっくりすることはありませんか？見た目年齢を若く保つには、表情筋を鍛えることが効果的です。そもそも、なぜ表情筋は衰えてしまうのでしょうか？
原因としてはまず、このコロナ生活で加速してきた「無表情」
人は誰かと会話をする中でさまざまな表情をして顔の筋肉を鍛えています。ところが、マスクで顔が見えない生活が続き、比較的顔の筋肉を動かさなくても問題がなくなってきたため、前よりも筋肉の動きが少ないと言われています。それに加え、パソコンやスマートフォンなどのデバイスを使っている間は、無表情でいる事が多いので、表情筋が衰える原因になっています。

もうひとつの原因は「加齢」人は歳をとっていくと身体の筋肉が衰えてきますが、表情筋も例外ではありません。若い頃のように感情の起伏は少なくなり、激しく顔が動く場面は減ってきます。歳をとるとらない関係なく、比較的表情を動かすことが少なくなる要因が多いので、意識的に動かす必要が出てきます。

表情筋が衰えるとどんなことが起こる？

①表情がとぼしくなってしまう

自分では笑っている(ニコニコしている)つもりでも、周りの人から見たら口角が下がって無表情に見えるなど、表情がとぼしくなることがあります。特に不機嫌にしている訳では無いのに眉間にシワが寄ってしまったり、口角が上がらず怒っているように見えたり、自分の意思とは違う捉えられかたをしてしまうかも知れません。人はコミュニケーションをはかるとき無意識に相手の表情を観察してしまうので、コミュニケーションの場においても表情がとぼしくなるのは避けたいですね。

②しゃべりにくくなる

口の周りにある筋肉が衰えることで、滑舌が悪くなることがあります。会話のなかで聞き返されてしまう、口の中や舌を噛んでしまうことも増え、うまく話せなくなるかもしれません。そうなることで、うまく伝わらないし……と余計に会話の機会が減ってしまってはもったいないですよね。

③たるみやシワが増える

表情筋は皮膚と骨を繋げて皮膚を支える役割があります。そのため衰えてしまうと、その支えが弱くなり、皮膚はたるんで肌のハリも少なくなります。シワの原因にもなり、見た目年齢に大きな影響をあたえてしまうのです。

表情筋はまず姿勢から！

それではここから、いよいよ具体的な表情筋トレーニングをご紹介していきます！
まずは、身体の軸を意識して基本の姿勢を作るところからスタートしていきましょう。表情筋トレーニングを行う時は常にこの基本の姿勢で行います。

○基本姿勢の作り方○
①イスに腰をかけ、おしりをゆらゆら、左右に揺らすように持ち上げます。おしりにとんがった骨(座骨)があるので、座骨から1本1本背骨を立てていくようなイメージで身体の軸を整えます。
②座骨でイスを下に押すように座ったら、頭はちょこんとその上に乗せるだけ。首はまっすぐ伸ばします。
③あごを軽く引き、おでこからあごにかけてのラインが床と垂直になるように意識します。

これで基本の姿勢は完成です。ポイントは、座骨をゆらゆらと揺らして身体をゆるめることです。そうすることで身体の中心に意識が向き、身体の無駄な緊張もゆるむため、心のリセットにも繋がります。

マスクでも表情豊かに！目ヂカラトレーニング

マスクで表情を読み取ってもらうためには、目の表情がとても大切です。アイトレーニングのやり方はこちら。

①目を閉じてまぶたに手をそえる。目の奥でギュッギュッと力を入れる。こうすることで目をリラックスさせることが出来ます。
②おでこに手を当て、ロックするイメージで前頭筋を抑えます。大きくを開き、おでこにシワが入らないように目を開く練習をします。
③おでこに手を当てたまま、遠くを見るように左右に眼球を大きく動かします。

笑顔を魅力的にする笑顔トレーニング

出典：photoAC

記憶に残りやすい美しい笑顔は、上の歯8本が見えることだと言われています。さらに口角と歯の間に三角形のスキマがあることも大切です。これを満たすために鍛えるのは、口の横からこめかみにかけてVの字にある大頬骨筋。口角のあがったビックスマイルを作ることができます。

①口角の斜め下あたりを指で軽く押え、あごの力を抜いたら、口の周りの筋肉をほぐすように指でクルクル撫でる
②先程と同じように口角の斜め下を指で抑えたまま、ニッコリ笑う
③口角を指で軽くおさえ、頬を上げるように意識しながらニッコリと笑う。このとき、おさえた指に力をいれないで頬が上がるか注意してやってみましょう。
④あごの先から耳の前まで頬に手を添え、頬が持ち上がるようにニッコリ笑います。手がV字になるようなイメージで。5秒間キープし筋肉に表情を覚えさせましょう。

道具いらずでどこでもできる表情筋トレーニング、是非やってみてください！