ヒリヒリ、かゆみは花粉のせいかも！？花粉に負けない肌を作る方法！

2月もそろそろ終わりに近づいてきました。

寒さが緩む日が少しずつ多くなってきたのはいいものの、なんだか鼻がムズムズ、目がショボショボすることが多くなって来ていませんか？

日本人の約4割が自覚症状のある「花粉症」ですが、多くの人がイメージするくしゃみ、鼻水、目のかゆみだけでなく「肌荒れ」も花粉症の症状の１つと言われています。今回はそんな花粉による肌荒れに負けないお肌を作る方法をご紹介します！

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春先に起こる肌荒れは「花粉症皮膚炎」かも！

「花粉症皮膚炎」という言葉をご存知でしょうか？冬の終わりから春のはじめにかけて、なんだかお肌がヒリヒリしたり、赤くなってしまったり、乾燥がひどくなってしまうのは花粉が原因かもしれません。

スギ花粉の飛散量がピークを迎える2月から4月にこの症状が出る人が多くなるといわれていて、鼻や目にはなんの症状も現れていないのに、肌荒れだけやたらするなあ。という花粉症の自覚がないままの人もいるようです。

通常肌には「角層」による頑丈なバリア機能があるため花粉がついてもブロックしてくれるのですが、1〜2月は肌の乾燥が起きやすくなっているのに加え、乾燥した肌をゴシゴシ強くこすっているとバリア機能が壊れてしまいます。そうなると、普段は入ってこれない花粉が肌に浸透してしまい、かぶれや炎症、湿疹を引き起こしてしまうのです（ ;  ; ）

症状が出やすい場所としては、

・顔

・首

・目の周り

などの外気にさらされる事の多い部分が主で、特に皮膚の薄い目の周りやあご、首は要注意。

乾燥肌、敏感肌の人が発症しやすいといわれています。

かゆいから我慢できずに掻きむしってしまうと、かきすぎた部分が色素沈着してしまい、黒ずみの原因になってしまうので早めに対策しておきたいですね（ ;  ; ）

ターンオーバーを整えてバリア機能UP！

肌のバリア機能を保つには、「表皮」と呼ばれる肌のいちばん外側にある0.2ミリ程度の薄い膜が重要な役割を果たしています。なかでも表皮の中にある「角層」は、バリアの最前線！角層には肌のうるおいを蓄えておくパワーが備わっていて、乾燥と外からの刺激から肌を守ってくれています。角層で肌のうるおいを保つために重要な働きをしているのは

（1）角質細胞間脂質

主成分は「セラミド」と呼ばれています。角質細胞と角質細胞の間でスポンジのように水分や油分を挟み込み繋いでくれる存在です。

（2）天然保湿因子

アミノ酸を主成分としています。角質細胞の中に水分を蓄える役割です。

（3）皮脂膜

汗と皮脂がとても良いバランスで混ざり合った「天然のクリーム」角層を柔らかに保ちます。

肌が乾燥しているのは、角質細胞間脂質と天然保湿因子が足りていないのが原因。このふたつは皮膚が生まれ変わる間に作られるので、ターンオーバーの過程がうまくいっていないか、材料が足りていないか、生産力が足りていないかです（ ;  ; ）お肌の洗いすぎによって肌内部の水分が蒸発している可能性や、睡眠不足、栄養不足、ストレスなどもターンオーバーの乱れの要因となってしまうので、これらを解消するのも大切です！

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花粉症皮膚炎？と思った時の対策！

花粉症皮膚炎を予防するには、花粉に出来るだけ触れないようにすることが大切なのですが、なかなかそうもいかないですよね（ ;  ; ）その中で今の時期から肌のバリア機能をしっかり整えておくことが最大の対策になります！

・洗顔はこすらず、やさしく！

肌についてしまった花粉を落とすにはまず洗い流すのが効果的です。洗顔料をたっぷり泡立てて、やさしく包み込むように洗ってください。この時に泡が少ないと、手と顔に摩擦が起きてしまうので、少し手間がかかりますがモコモコの泡で洗ってください。手→泡→顔のように、泡をクッションにするイメージで！

・洗い流す時はすすぎに要注意！

花粉を取りたいからといって、ゴシゴシこするのはNG！洗顔の時と同じようにあまりこすらず、優しくが鉄則です。お湯の温度は水に近いくらいのぬるま湯で。すすぎ残しをしやすい髪の生え際やフェイスラインは特に念入りに洗い流しましょう。

・洗顔後はすぐに保湿スキンケアを！

洗った後は、出来るだけ早く化粧水、乳液をつけましょう。洗顔後の肌は乾燥しやすいので、化粧水で水分を与え、乳液の油分でフタをする基本的なスキンケアをしっかり行ってください。男性の方で、乳液のベタつきが苦手だからつけない！という方をたまにお見かけしますが、化粧水の効果が少なくなってしまうので出来てるだけサラッとしたタイプの乳液を探すなどしてきちんと油分を入れてあげてください。

・肌に刺激の少ないアイテムを選ぼう！

花粉症皮膚炎になってしまった場合、刺激の少ないアイテムを使うことが大切になってきます。メイク落としはオイルよりミルククレンジングに変えてみるなど、少しの工夫でも改善できます。化粧水、乳液は特に保湿力の高いものを選んだり、敏感肌用のものを選ぶといいでしょう。

・食事、運動、睡眠で免疫力を高めよう！

花粉症皮膚炎には、免疫力をアップさせるのも有効です。バランスのとれた食事や、室内でもできるゆるめの運動、たっぷり眠るなどでも大幅に改善できます！

いつもよりすこしだけ身体に優しいスキンケアやライフスタイルで花粉症皮膚炎を予防し、改善していきましょう(^^)！